読書好きな子どもになる家
「読書好きな子どもになる家」の事例、子どもの専門家による解説をご紹介します。当サイトは、「住宅に関わるスタッフ全員が子どもの能力を伸ばす家づくりのプロ」という独自の路線で「根拠をもとにした子どもの才能を引き出す家づくり」に特化している、株式会社リブランドが「子どもの専門家」として監修。サイトのナビゲーターである、教育熱心なママ、てっくん&さっちゃん、そして専門家と一緒に、子どもの成長を促す家づくりについて考えてみましょう。
確かなスキルで子どもの成長に
貢献する建築と子どもの専門家
滝本 嘉子(たきもと よしこ)さん
二級建築士・二級建築施工管理技士の資格を持つ建築の専門家であり、「子どもの能力を引き出す研修」を修了、親子を対象としたイベントや相談会にて、 年間数十件にわたり、お子さまのいるご家族へアドバイスを行ってきた「子どもの専門家」です。
脳科学に基づき、『子どもの能力を引き出すお家づくり』を提案するユニークな工務店「株式会社リブランド(大阪府吹田市)」のホームアドバイザーも担当。母であり、専門家であるからこそ伝えられる的確なアドバイスで、子どもの成長を考えた住環境づくりに貢献しています。
子どもの専門家が解説!
読書好きな子どもに育てるには
読書が好きな子どもにするためには、家づくりはもちろんインテリアの配置、親の関わり方も非常に重要です。その理由について、株式会社リブランドのホームアドバイザー兼子どもの専門家・滝本嘉子(たきもとよしこ)さんが解説します。
自ら本を読む子に育てるには
「一緒に見よう」が大切
まずはリビングに本を置くことが第一段階ですが、子どもが自発的に開くようになるには時間がかかります。そこで、親として心がけたいのが「一緒に見る」という行動。何気なく置いてある地図や図鑑も、親が「一緒に見てみようよ」と声をかけた途端、子どもにとっては非常に魅力的なものに変わるのです。
そのとき、「子どものためになるようなことを教えたい」「知識を増やしたい」などと考えなくてもOK。子どもに、「ここには楽しいことが載っている」と思わせれば勝ちです。
また、子どもが一人で本を読めるようになったら、家族で読書タイムを設けることで、読書を好きになる気持ちを育むことにつながるでしょう。
やっぱり本を読む子は言語能力が発達する
「読書が脳の発達にどのような好影響を与えるのか」についてMRI画像を使って分析したところ、読書習慣のある子どもほど、言語に関する脳の部位が発達していることが分かりました。
では、スマホやタブレットを利用して電子書籍を読む場合はどうなのでしょうか?実は、活字を読む分には脳の活動は変わらないのですが、画面のサイズが小さくなると前頭前野(考える・アイデアを出すといった働きを担う部位)に抑制がかかりやすいことが分かっています。そのため、電子書籍を利用する場合は、ある程度の画面サイズがあるデバイスを利用するのが望ましいでしょう。また、通知が集中の邪魔をしない専用デバイスがおすすめです。
できる子の家のリビングには本棚がある
プロ家庭教師の多くが「勉強ができる子の家はリビングで分かる」と言いますが、そういった家庭に必ず置かれているのが本棚です。おもちゃやゲーム以外に、親と子が一緒に使える図鑑・辞書・地図などが揃った本棚がある家庭環境で育った子どもは、勉強に対する姿勢ができているだけでなく、その後の伸びも著しいものです。
リビングを家族のくつろぎの場とすると同時に、知的な刺激に満ちた空間にしていくこと。そのために必要なのが本棚であり、地頭の良い子どもを育てたいと考える親がするべき環境づくりの最優先事項と言えます。
ママのまとめ:親の関わり方がとても重要なのね
自然に本好きの子どもになって欲しいと思っていたけれど、親が一緒に見るという行動が、読書好きな子どもを育むヒケツだったのね。そしてやっぱり、読書は脳の発達にいい!もっと本を好きになってもらえるよう、親としてもいろいろ工夫しなくっちゃ。
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教育熱心で子煩悩なママ。読破した教育本は数知れず。最終的に、「子どもの成長には住環境が重要」という結論に辿り着く。
さっちゃん
元気な5歳の男の子・てっくんと、もうすぐ1歳の女の子・さっちゃん。まだ遊び盛りの仲良し兄妹。