効果実感のあった幼児教育は?
勉強よりも絵本の読み聞かせ
C.Dreamsの教育メディア「ちいく村」が発表した「幼児教育に関する調査」によると、0歳~6歳の幼児を持つ親200人へのアンケートにおいて、幼児教育に効果実感があったのは「絵本の読み聞かせ」が最も多いという結果が出ました。2位の幼児教材40人、3位の知育おもちゃ36人に対して、72人の親が絵本に効果を実感したと回答しています。
選択肢の中には、英語の聞き流し(13人)やNHKなどの映像(10人)もありましたが、こうした教育よりはるかに多い人数の親が絵本を選んでいるのは意外に感じる人もいるかもしれません。
より感じた効果は?
「絵本の読み聞かせ」の何に効果を感じたのかが気になるところではないでしょうか。幼児教育を実践して最も感じた効果として「物事への興味関心が増えた」を挙げた親が最も多く79人いました。2位は「学ぶことの楽しさを覚えた」の37人。倍以上の差がありますが、この両者は根本的に同じ種類の効果と考えられます。絵本の読み聞かせもまた、好奇心や学ぶことへの興味付けに一役買ったと言えるでしょう。
子ども自身が興味を持てば、自分でどんどん学んでいきます。幼児教育では、学ぶことへの興味作りこそ大切だと考えている親が多いようです。
上手く続けるには?
絵本の読み聞かせも他の教材やおもちゃを使う場合でも、上手く続けるためのコツに、「本人が楽しめるもの選ぶこと」を選んだ親が最多の115人でした。また、2位は「無理させない・過度にさせない」58人です。子どもが楽しめることを楽しめる範囲で与えることが、学習へのモチベーションを下げないコツと言えるでしょう。また、親子で楽しむことも、子どもが好奇心を維持する大切なポイントです。
まとめ
幼児教育に何を選ぶか迷う親も少なくありません。200名規模のアンケートではありますが、効果を実感した親が多かったのは「絵本の読み聞かせ」です。その効果は、学びへのモチベーションにつながっています。何を選択するとしても、子ども本人が興味を持ち、楽しく取り組めるものを選ぶのがコツです。親も一緒に楽しむと子どもの好奇心は向上するでしょう。
参照記事:ICT教育ニュース(https://ict-enews.net/2022/07/21cdreams/)