学ぶ力を養うための親子の会話
頭のいい子に育つ親の言葉があれば、知りたいですか?子どもは自ら学ぼうとするものです。その学びを止めないことが何より大切。親が使う言葉によっては、学びの力が育つことも、また学びを止めてしまうこともあります。ここでは、子どもの学びに影響を与える親の言葉についてまとめました。
学びを止めないための魔法の言葉
子どもにとっては見るものの多くが不思議な世界。その疑問が学びにつながっていきます。そんな子どもの学びを止めないために、日頃から口にする癖をつけておくといい魔法の言葉は次のようなものです。
「なんでだろうね」
「このあとどうなりそうかな」
親がいつも「なんでだろう?」「このあとどうなる?」と言っていると、子どももいろいろな疑問を持ちやすいです。
一緒に理由を調べて、知識を得て、さらにその先を想像することで、脳は大いに刺激を受けます。学ぶ土台が作られて、学校での勉強にも積極的に取り組める子になるでしょう。
無意識に使ってしまうNGワードとは
子どもの学びを止めない言葉とは逆に、学びを止めてしまうNGワードもあります。大人は悪気なくつい使ってしまいがちなので、注意してください。無意識に使ってしまいがちなNGワードを3つ紹介します。
「知らない」
悪気なく使ってしまう言葉の筆頭が「知らない」です。本当に知らないことを聞かれて、いい加減なことを答えてはいけないと思うあまり、「知らない」という事実を口にしてしまうのでしょう。
嘘を教えたくないという姿勢は誠実ではありますが、これでは、子どもの脳は育ちません。
親が「知らない」と子どもの学びを止めてしまうことで、子どもに諦め癖がついてしまいます。親が自ら「知らないものは知らないままでいい」という姿勢を見せてしまっているのです。
また、「知らない」は、子どもの自尊感情を傷つけてしまっている可能性があります。「知らない」が、拒絶の意味になってしまうからです。
大人でも、何気ない世間話の中で「なんでだろう?」と疑問を投げたときに「知らない」と答える相手に対していい感情を持たないのではないでしょうか。大人でも嫌な言葉なのですから、子どもにはもっと強烈な言葉として届いていると考えられます。
「いいから早くしなさい」
忙しい、次のスケジュールの都合が…時計が気になってつい出てしまうのが「いいから早くしなさい」という言葉。これもまた、せっかく芽生えた学びの源泉を止めてしまう言葉です。
子どもの疑問を「そんなことは取るに足らないことだ」と否定する意味が含まれているので、子どもの好奇心が途絶えてしまいます。
また、親が決めたスケジュールに従って動くことを強制してしまい、自分で考える力が育ちません。大人が作ったメニューにだけ取り組ませることで、自発的に学ぶ意欲がそがれ、ひいては学習が苦痛なものになってしまうでしょう。
「何の役に立つの?」
NGワードの最後は、「何の役に立つの?」です。似た言葉で「そんなことはどうでもいい」もあります。
子どもの関心が、大人から見ると無駄に見えることはあるでしょう。しかし、大人の目線で役に立たないような気がすることでも、子どもの関心ごとは後に別の方向で開花することもあります。子どもの今しか感じられない深い関心は、親目線で役に立たないものとジャッジすることなく、根気よく見守って育ててあげたいです。
また、役に立つかどうかで物事の重要性を判断する言葉は、「役に立たないことはしなくていい」という発想につながりかねません。思春期になって「テストに関係ないことは学ぶ必要がない」「社会に出て使わない学科は勉強しなくていい」という発想にもつながっていきます。
子どもの関心は、それがなんであれ、大切にしてあげましょう。
おすすめの遊び
子どもの脳を育てるおすすめの遊びがあります。それは、「物語の続きを作る」こと。たとえば、「桃太郎の続きを勝手に作る」「ニュースを元に未来を予想する」などです。
この遊びに正解はありません。自由な発想で思考を広げていくことで、自分なりに考える軸が作られていきます。
柔軟な発想力も鍛えられるので、親子でぜひ遊んでみてください。
まとめ
子どもに「なぜ?」と聞かれたときは、正しいことを答えなければと気負う必要はありません。分からなければ「一緒に調べよう!」と言えばOK。それが子どもの学びの力を育んでいきます。
子どもの関心をつぶさないように会話することが大切です。特に「知らない」「そんなことより早く」「何の役に立つの?」の3つはNGと心得ておきましょう。
この記事は、PRESIDENT Online「子供に「なぜ夕日は赤いの?」と聞かれたときに避けるべき3つのNGワード」を参照して記述しています。
