集中力が上がる子ども部屋
「集中力が上がる子ども部屋」について、子どもの専門家による解説をご紹介します。当サイトは、「住宅に関わるスタッフ全員が子どもの能力を伸ばす家づくりのプロ」という独自の路線で「根拠をもとにした子どもの才能を引き出す家づくり」に特化している、株式会社リブランドが「子どもの専門家」として監修。サイトのナビゲーターである、教育熱心なママ、てっくん&さっちゃん、そして専門家と一緒に、子どもの成長を促す家づくりについて考えてみましょう。
確かなスキルで子どもの成長に
貢献する建築と子どもの専門家
滝本 嘉子(たきもと よしこ)さん
二級建築士・二級建築施工管理技士の資格を持つ建築の専門家であり、「子どもの能力を引き出す研修」を修了、親子を対象としたイベントや相談会にて、 年間数十件にわたり、お子さまのいるご家族へアドバイスを行ってきた「子どもの専門家」です。
脳科学に基づき、『子どもの能力を引き出すお家づくり』を提案するユニークな工務店「株式会社リブランド(大阪府吹田市)」のホームアドバイザーも担当。母であり、専門家であるからこそ伝えられる的確なアドバイスで、子どもの成長を考えた住環境づくりに貢献しています。
子どもの専門家と回る
「集中力が上がる子ども部屋」ツアー
子どもの気が散るものは、子どもの目に入らない位置に置きましょう。
です。子どもの集中が続かないのは、やる気のなさだけが原因なのではありません。集中が続き、適度にリラックスができる環境にすることが、子ども部屋の鉄則です。まだお子さんが小さいうちは、完全な個室を与える必要はありません。子どもの精神面の成長には親の呼びかけが欠かせないので、例えば、完全に扉が閉まるような子ども部屋ではなく、部屋の様子がうかがえる子ども部屋にするのも良いでしょう。とはいえ、思春期に入ってもオープンすぎる空間だとストレスになる可能性があるので、株式会社リブランドでは、
しています。子どもの専門家の総括
子ども部屋で勉強をさせるなら、机の上をしっかりと片付けさせるようにしましょう。教科書や参考書は元の位置に戻す、消しゴムのカスは必ず捨てる、筆箱はランドセルにしまう…。勉強が終わったら机の上には何も置かないという習慣を付けさせることで、「机の上が片付いていないから本が開けない」「本が開けないから勉強ができない」というループを避けられます。
「集中力とやる気を削がない」というポイントに気を付けて、子ども部屋のレイアウトを考えるようにしましょう。脳科学を基に、子どもに最適な家づくりを行う株式会社リブランドでは、家づくりや子育てについて相談を受け付けています。住宅会社を探している方も、まだ家づくりについて検討段階の方も、ぜひご相談ください。
子どもの専門家が解説!
集中力が上がる子ども部屋とは
子どもの集中力が途切れにくい部屋づくり、スマホが子どもに与える影響、集中力を上げる机選び、子ども部屋を与える適切なタイミングについて、株式会社リブランドのホームアドバイザー兼子どもの専門家・滝本嘉子(たきもとよしこ)さんが解説いたします。
集中できる子ども部屋には「誘惑」がない
子ども部屋は親の目が届きにくい空間であるため、勉強しなければならないと思いつつも、つい漫画やゲーム等に気を取られてしまうケースは少なくありません。子どもの集中力を途切れさせないようにするためには、まず「子どもの気が散るもの」「誘惑してくるもの」を視界に入れないことが重要。机の上には極力ものを置かないようにし、勉強に必要な教科書・参考書だけを入れた本棚を、机に対して垂直に設置するのがおすすめです。
子どもが好きな漫画やゲーム、おもちゃといった類のものは、机の真後ろに置きましょう。こうすれば勉強中に気が散ることなく、気分転換にうまく役立てることができます。また、ベッドも机の背後に置くなど、机に向かったときに視界に入らないようにするのがベターです。
スマホを使う時間が長いと成績が下がる
子どもの生活にも大きく関わっている、スマホやタブレット。このスマホやタブレットの使用時間が子どもの学力に悪影響を与えているのでは?という仮説のもと、平成25年に仙台市で行われた調査(※1)があります。
この調査で、「携帯やスマホの使用時間(平日)」と国語と数学の「平均正答率」を調査したところ、スマホの使用時間が長くなるにつれて正答率が右肩下がりになっていることが判明。家でほとんど勉強をしていないが、スマホを未所持またはほとんど使っていない子どもの正答率は63%、4時間以上スマホを使う子どもの正答率は47%でした。
もうひとつ、家で2時間以上勉強している子どもの場合も調査しています。このケースでは、スマホ未所持または使用しても1時間未満の場合、数学の正答率は75%。しかし、2時間以上勉強していても、4時間以上スマホを使用している子どもの正答率は57%でした。つまり、2時間以上勉強しても長時間スマホを使っている子どもは、「家でほとんど勉強していないが、スマホを未所持またはほとんど使っていない」子どもよりも、正答率が低くなっているのです。
このことからも、長時間のスマホ使用が子どもに良い影響を与えないということが考えられます。
※1:平成25年度仙台市生活・学習状況調査解析結果より
(https://www.city.sendai.jp/manabi/kurashi/manabu/kyoiku/inkai/kanren/kyoiku/documents/h25gaiyou.pdf)
集中をさらに上げるヒント!
勉強机はサイズを重視して
子どもの勉強机というと、いわゆる「学習デスク」が定番と思われがちですが、この学習デスクの多くは幅が1メートル程のコンパクトサイズ。実は、子どもが学習するのには狭すぎるのです。ノートや教科書だけでなく、参考書・辞書・図鑑なども自由に開いて学習できるよう、勉強机は十分なスペースを確保できるものを選びましょう。
サイズの目安としては、幅120センチは欲しいところ。このくらいのサイズがあればストレスなくいろいろなものを机に広げられますし、親や家庭教師が勉強を見る際にも、ムリなく並んで座ることができます。
子ども部屋を与える適切なタイミング
子どもにひとり部屋を与えるタイミングは、親として悩みどころです。ひとつの目安として考えたいのは、子どもが「ひとりで入浴できるようになる頃」。男児であれば母親と、女児であれば父親とお風呂に入らなくなったら、子ども部屋を与えるタイミングと考えて良いでしょう。
子ども部屋を与えるときは、思春期まではオープンな状態にしておくと安心です。部屋に窓が付いていて子どもの姿を確認できたり、親の声がすぐ聞こえたりするような状態にしておくなど、親子がお互いの気配を感じられるような余地を残しておきましょう。
ママのまとめ:ちょっとした工夫で子どもの集中力は上がるのね
子どもの集中力を長続きさせるには、子どもを誘惑してくるものを視界にできるだけ入れないことが大切なのね。家具の配置や勉強机のサイズなど、子ども部屋づくりにちょっとした工夫をするだけで、集中力が上がることにも驚いたわ。子どもの学力を高める家づくりについて、もっと株式会社リブランドのHPで学ばなくっちゃ。
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教育熱心で子煩悩なママ。読破した教育本は数知れず。最終的に、「子どもの成長には住環境が重要」という結論に辿り着く。
さっちゃん
元気な5歳の男の子・てっくんと、もうすぐ1歳の女の子・さっちゃん。まだ遊び盛りの仲良し兄妹。