子どもの主体性を育てる家
「子どもの主体性を育てる家」の事例、子どもの専門家による解説をご紹介します。当サイトは、「住宅に関わるスタッフ全員が子どもの能力を伸ばす家づくりのプロ」という独自の路線で「根拠をもとにした子どもの才能を引き出す家づくり」に特化している、株式会社リブランドが「子どもの専門家」として監修。サイトのナビゲーターである、教育熱心なママ、てっくん&さっちゃん、そして専門家と一緒に、子どもの成長を促す家づくりについて考えてみましょう。
確かなスキルで子どもの成長に
貢献する建築と子どもの専門家
滝本 嘉子(たきもと よしこ)さん
二級建築士・二級建築施工管理技士の資格を持つ建築の専門家であり、「子どもの能力を引き出す研修」を修了、親子を対象としたイベントや相談会にて、 年間数十件にわたり、お子さまのいるご家族へアドバイスを行ってきた「子どもの専門家」です。
脳科学に基づき、『子どもの能力を引き出すお家づくり』を提案するユニークな工務店「株式会社リブランド(大阪府吹田市)」のホームアドバイザーも担当。母であり、専門家であるからこそ伝えられる的確なアドバイスで、子どもの成長を考えた住環境づくりに貢献しています。
子どもの専門家が解説!
子どもの主体性を育てるには
子どもが自分から何かに積極的に取り組む「主体性」。この主体性を生活の中で育むことができる家づくりと、インテリアなどの工夫について、株式会社リブランドのホームアドバイザー兼子どもの専門家・滝本嘉子(たきもとよしこ)さんが解説します。
主体性はなぜ重要なのか
学校教育の重点が「何を教えるか」から「何ができるようになるか」に転換されつつある今、導入が検討されている「アクティブラーニング(能動的学習)」。教えられた知識を丸暗記するのではなく、子どもが主体的に、そして周囲と協力しながら学ぶ方法を指します。
2045年にはAI(人工知能)が人間の知能を越えると言われていますが、こうした時代が訪れたとき、重要となるのは人が「人工知能にない力」を持っているかどうか。つまり、主体性を持って学び、考え、新しいものを生み出していく力を育むことが、これからの時代を生き抜くためには必要なのです。
主体性を磨くためには「自分でやらせる」
主体性とは「何をやるか決まっていない状況でも、自分で何をするか決めて実行できる」ことですが、この力を身に着けるには生活の中で親が導く必要があります。「子どもにより良いものを」と思うあまり、時として親は子どもの行動に口を出しすぎることがあります。
しかし、これでは「言われたからやる」子どもが育つだけで、「自分で考え、決める」という力は伸びません。子どもの主体性を磨くには、まず「自分でやらせる」という心がけが大切なのです。
主体性を磨くダイニングテーブル
近年、リビングとダイニングが一緒になっている間取りが多く見受けられますが、ダイニングテーブルで勉強をするという子どもは意外と多いものです。ここで親として心がけたいのは、「ダイニングテーブルの上に余分なものを置かない」こと。
そうすることで、子どもは勉強したり、絵を描いたり、本を読んだりなど、自由にスペースを使うことができます。つまり、ダイニングテーブルを「思いついたらすぐ行動できる自由自在な空間」にするのです。こういったスペースがある家とない家とでは、子どもの主体性の育ち方に差が出ると考えられます。
ママのまとめ:子どもだけじゃなくて親にもうれしい家になりそう!
子どもが勉強やお手伝いをしないと、つい「やりなさい!」と言ってしまいがちだけど、自然とやる気が出るような家であれば、そんな心配はなくなるってことね。これって主体性がある子どもが育つだけじゃなくて、親にもうれしい家づくりなのでは…!?まだまだ知りたいことはいっぱいです。
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教育熱心で子煩悩なママ。読破した教育本は数知れず。最終的に、「子どもの成長には住環境が重要」という結論に辿り着く。
さっちゃん
元気な5歳の男の子・てっくんと、もうすぐ1歳の女の子・さっちゃん。まだ遊び盛りの仲良し兄妹。