理科好きな子どもに育てたい
理科好きな子どもが育つ教え方
自然の中で遊んで好奇心につなげる
幼少期や小学生のうちから理科的な体験をたくさんさせると、理科に対して身近に感じ、自然と好きだと判断するようになります。
キャンプやハイキングなどへ出かけて自然の中で遊び、草花や生き物にふれる体験をすると良いでしょう。夜空の星を眺めた経験から、天文学や宇宙に興味を抱くようになるかもしれません。
実験教室や観察体験会に参加する
子どもは色んなものに興味を持ち、そこから「なぜ?どうして?」と疑問を持つようになるものです。そんな好奇心こそ理科を好きになるきっかけになります。実験教室や観察体験会に親子で積極的に参加してみましょう。
大人でも答えが分からなければ、一緒に調べてみるのも効果的。子どもと一緒になって「なぜ」に向き合うと、自然と好きな気持ちが生まれていきます。
親子で博物館や科学館へ行く
親子でミュージアムに出かけるのも、理科に興味を持つきっかけになります。このとき、親御さんが展示内容やミュージアムのテーマに興味を持ち、「一緒に調べてみよう」と誘っておくことが大切です。
事前に興味や関心を抱き、準備をしてから実際に行くと子どもの印象に残りやすくなります。準備と言っても、むずかしく構える必要はありません。事前にミュージアムおホームページを子どもと一緒に眺めるだけでもOKです。関心を高めてから出かけるようにしましょう。
テレビや本をきっかけに興味を持たせる
頻繁に外へ出かけなくても、テレビや本を通して理科を好きにさせることもできます。読書が好きな子には虫や宇宙、ロボットなど、興味を持ったら図鑑を買ってみると良いでしょう。テレビを観るのが好きな子には科学番組やドキュメンタリーなどを一緒に視聴して、生物や科学への興味を広げてあげると楽しみながら学んでくれます。
理科嫌いな子どもになってしまう原因
計算問題が出てくるようになる
小さなころは植物や生き物に興味があったのに、大きくなると理科嫌いになってしまう子がいます。小学校の高学年から理科に苦手意識を持つようになるケースが多いです。
その原因は、計算が必要になる問題が増えてくるから。上級生になるほど、てんびんや水溶液、「てこ」の原理、ふりこの動きなど、論理的な思考を必要とする単元が多くなるためです。
苦手な単元や問題があっても叱らず、好きな単元から能力を伸ばすようにしましょう。
学習の成果が見えにくい
理科は、他の教科とはちがって勉強した成果が実感しにくいと言われています。漢字や英単語は暗記すれば点数を取れるようになりますが、理科に必要な科学的な思考力は、基礎的な知識をもとに仮説を立て、検証するといった一連のプロセスを経て身につけられるものです。
地道な努力を楽しむことができないと、理科の面白さが分からなくなってしまいます。
まとめ
理科好きな子どもに育てるには、小さなころから子どもの「知りたい」という好奇心を育てることが大切です。一緒にキャンプや博物館に出かけるなど、楽しみながら興味を広げるサポートをしてあげましょう。頻繁にお出かけするのが難しいご家庭でも、テレビ番組や良書を通して子どもに興味を持たせることができます。
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