頭が良い子の土日の過ごし方
土日に遊ぶことで伸びる能力
家族で旅行・遠出することで伸びる能力
家族で遠出や旅行をすることによって、子どもの「生きる力」を養う効果が期待できます。「生きる力」とは自己信頼力・コミュニケーション力・知恵を育む力のことです。旅でさまざまな世界観に触れることで、子どもは自分の存在や家族、周囲の人との絆を感じられます。
子どもたちにとって、旅で得た楽しい思い出は財産となります。机の上で問題集を解くだけではなく、旅行での体験を通して知識・ノウハウを得ることが大切です。自身の経験と考えを結び付けて活用するのは、実生活に必要なスキルとなります。論理性や思考力、判断力の向上に繋がるでしょう。
家の手伝いで伸びる能力
家事を子どもに任せるのも、子どもの能力を伸ばすのに役立ちます。
子どもに家事を頼む際は「お母さんのお手伝い」としてではなく、まず「子どもに任せられる家事を作る」のがコツです。子どもの手伝いには感謝を伝えるのが一般的な構図ですが、感謝を伝えるだけでは子どもにとって家事が「大変なお母さんを助けるためにするもの」だけで終わってしまいます。
子どもの生活に家事を溶け込ませるためには、責任を持たせるのが重要です。やり方を教えてあげる分には構いませんが、子どもが家事をやらなくても手を出さないのがポイント。炊飯・お風呂掃除・食器洗いなど毎日行わなくてはならない家事を任せ、行うタイミングや方法を子どもに任せてみましょう。暮らしの仕事を学び、手伝いをしなかった場合はどうなるのかを学ぶことで、結果を想像する力が身に付きます。
読書・親との会話で伸びる能力
読書
読書と学力は関係している、というイメージを持っている方は多いでしょう。読書をするメリットはいくつかあります。最大のメリットは、現実の世界では得られない体験ができること。読書が好きな子どもは、幼い頃から読みかせをしてもらっていた子が多い傾向にあります。しかし近年はYouTubeをはじめとした動画配信サービスが豊富なため、読書が子どもの日常生活に入り込みにくくなっています。
読書には子どもたちの想像力を鍛える効果が期待できます。絵本のように文章が短い本でも、絵を見て物語を読み取っていけば自然と情景をイメージでき、想像力に繋がるでしょう。想像力は感情の違いを理解するのに欠かせない能力です。登場人物の感情を読み取ることは、自分とは違う誰かの立場に立って物事を考えるのに役立ちます。
また人の立場にたって物事を考えられるようになれば、コミュニケーション能力の向上も見込めます。読書をするときは文字に集中しなくてはならないので、自然と集中力もアップ。語彙力もおのずと身につくでしょう。
親との会話
読書に加えて、親子での会話も語彙力をアップさせる効果があります。語彙力は国語力の土台として、日常会話の中で育まれます。会話をする際は四字熟語やことわざ、比喩表現などを織り交ぜるのがおすすめです。天気や気候を表現するときは「しとしと」や「ぽつぽつ」など擬音語を使うと良いでしょう。多様な語彙が身に付きます。
また単語の意味を子どもに聞かれた際はただ意味を教えるのではなく、似た言葉や反対の言葉も教えてあげると覚えやすいです。語彙の定着には反復が必要なので、毎日コツコツと会話を重ねるのが大切。焦らず楽しく会話するように心がけましょう。
お小遣いを使う事で伸びる能力
子どもにとってお小遣いは身近な金銭教育です。お小遣いの範囲内で自分の欲しいものを買うために、「限られたお金をどう使うか」や「欲しいものを買うためにお金を貯金すること」を考えるようになるでしょう。子どもに金銭感覚を身につけてもらう良い機会となります。お金の管理能力が欠如したまま大人になると、自己破産や借金などの事態に繋がる場合も。親が見守っていられるうちにお金のしつけをしておくのが賢明です。
まとめ
子どもの能力を養うには良好な親子関係を築くのが不可欠です。子どもは親との会話や家での時間を通してさまざまなことを学ぶため、子どもとコミュニケーションの取りやすい間取りを検討するのもおすすめです。子どもの能力を引き出す家づくりをしている専門家に、間取りを相談してみるのも良いでしょう。
