子どもの頭が良くなる習い事とは?
頭が良くなる習い事の特徴
子どもの頭を良くする効果が期待できる習い事の特徴を説明していきます。
指先を細かく使う
指先を細かく用いると、脳にもよい刺激をもたらします。実際、指先を多く使うのは使っていない時と比較して、脳への血流を10%増やせたという研究結果もあるほどです。
指先を多く用いる子どもの習い事では、ピアノなどの楽器やそろばんが挙げられます。
同時処理が多い
指先だけでなく、耳や頭、口など多くの部位を同時に用いることによって脳の活性化をはかれます。例えばピアノを例に挙げると、指先だけではなく、音を聞き分けるために耳を使い、そして楽譜を追うために目を用いて、時には足を使うこともあるのです。多くの部位を同時進行で動かすことによって脳を活性化させられるでしょう。
有酸素運動
運動は、脳を活性化させる上で欠かせない存在です。特に走るという運動は脳に酸素を送り込むことができ活性化に繋がります。
一日15分程度のジョギングでも効果が期待されているのです。有酸素運動を取り入れることによって、記憶に関与する海馬や、感情を司る前頭葉に対して刺激を与えられます。
発想やひらめきの回数が多い
子どもの習い事で、発想やひらめきがあるものも脳へ刺激を与えられます。脳のメカニズムとして、「なぜ?」と考えることで活性化していくからです。
計算や会話が多い
簡単な計算や会話を行うことも脳の活性化に繋がります。計算といえば、そろばん教室が挙げられます。その他には、百ます計算を使ったり算数のドリルを用いたりするのもおすすめです。
おすすめの習い事
ここでは、おすすめの習い事を詳しく紹介していきます。
指先を細かく使う
昔から、積み木やお絵かきなどといった指先を動かす遊びは、子どもの脳の発達によい影響をもたらすと言われています。これまで、さまざまな研究が行われており、指先を動かすと以下のような効果が期待できるとされています。
- 神経を発達させたり、脳へ血流を増やしたりする効果が期待できる
- 集中力を高められる
ピアノ
ピアノは、利き手だけではなく両手の親指から小指まで、すべての指をリズミカルに動かす必要のある楽器です。ピアノは楽譜を見たり、足を動かしたり、音を判断したりするなど同時に作業することがたくさんあります。
そろばん
そろばんは指先を動かすので脳に良い影響があるのはもちろん、スピードと正確さが要求される計算力を身につけることも可能です。
算数や数学は、学年が上がるにつれて重要度が増していきます。この教科を得意か不得意かどうかが、大学のレベルを左右すると言っても言い過ぎではありません。
有酸素運動
有酸素運動をメインとした運動は、脳に良い影響を与えることがこれまでに行われた研究で示されてきました。米ハーバード大学医学部の先生が書いた本には、以下のように記載があります。
アメリカのとある実験校で、1時間目の授業前にランニングをメインとした体育を取り入れて、一定期間続けたところ、運動直後に学ぶ1時間目の教科の成績が顕著に上がったという結果が出ています。
スイミング
スイミングをすると、有酸素運動をできるだけではなく、水の負荷を受けながら体力を付けられたり、全身の筋力をバランスよく鍛えたりできます。有酸素運動をすると脳への刺激はもちろん、ゴールデンエイジ期にある子どもにとって、全身運動で身体の使い方を学べるのがメリットでしょう。
ダンス
ダンスは、音楽を聴いてリズムに合わせながら身体を動かせる運動です。耳で音を聴いて全身を動かす同時作業は、脳への刺激にもつながります。たくさんステップを踏むなど、体を動かすことで有酸素運動にもなるでしょう。
バスケットボール
バスケットボールは、他の球技と比較してみると、かなりの体力を必要とするスポーツです。バスケットボールはクラブもあることから、小さい子どもにとっても比較的始めやすいと言えます。体力をつけられるのはもちろん、適度な筋力をつけたい場合にぴったりです。
その他
将棋・囲碁
将棋や囲碁も頭が良くなる効果が期待できると言われています。囲碁や将棋は、考える力や発想力、集中力を身につけられるのがメリットでしょう。
プログラミング
子どもの頭が良くなる習い事の1つとして注目されているものといえば、プログラミング(ロボット)教室もその1つに挙げられます。小学生のプログラミング教室では、1つ1つのブロックを組み合わせて仕組を作る「プログラミング的思考」を学べるのが魅力。組んだプログラムやロボットが思い通りに動かない場合には理由を考えるため、「自分で考える力」を身につけていけるはずです。
まとめ
子どもの頭を良くする習い事の特徴として、指先を細かく使ったり同時処理が必要だったりするものが挙げられます。習慣化していくことが大切なので、子どもの好きなものを見つけて楽しみながら続けていくとよいでしょう。