算数好きな子どもに育てたい
算数好きな子どもが育つ教え方
普段の生活に計算を取り入れる
お買い物や料理の手伝い、お出かけの際などに計算を取り入れましょう。例えば、お買い物に行ったときに「◯円までお菓子を選んで」と伝えてみたり、「にんじんときゅうりでいくらになる?」と質問したりしてみてください。
図形をイメージする習慣をつける
数字に拒否反応を持っていない子どもでも、算数に図形が入ってくると苦手意識を持つことは多いです。図形を苦手に感じてしまうのは、頭の中で図形をイメージできないことが影響しています。
図形をイメージするためには、実際に紙に描いてみましょう。平面の図形から始め、慣れてきたら立体を描いてみます。身近にある箱を使いながら、立体の図形を描くにはどこに補助線が必要か、一緒に取り組んでみましょう。
ピザやケーキで分数を学ぶ
分数を習い始める時期も、算数に苦手意識を持つ子どもが増えるタイミングです。
ピザやホールケーキなど、円形の食べ物を使うと、分数がイメージしやすくなります。ピザやホールケーキ1つを「1」、二つに分けると1つが「1/2」というように、教えていきます。分数を学ぶためのブロックおもちゃもおすすめです。
繰り返し学んで「できる」を体験させる
何事も身につけるためには、繰り返し行って、できないことをできる経験に変えていくことが大切です。算数も反復練習を行って、ミスしたところを理解できるようにしていくことで、自信を持って取り組めるようになります。
また、親が声かけをすることも重要です。できた時には「すごいね!」とその都度褒めてあげましょう。ミスした時は間違っていることを指摘するのではなく、その答えに至った経緯を聞き、ミスしたところを一緒に見つけていきます。
算数嫌いな子どもになってしまう原因
算数や数字に興味がない
子どもの興味関心は一人ずつ異なります。そのため、そもそも算数や数字に興味がない子がいるのも事実です。ただ、興味がないままにしておくと、どんどん算数嫌いが進んでしまいます。
普段の生活で数字を取り入れた質問をする、好きなキャラクターを使って数を数えたり計算したりするというようにして、子どもの算数や数字への興味を引き出しましょう。
ミスを厳しく指摘される
ミスに気づくことは大切ですが、間違った時に親から「なんでわからないの?」「こうじゃないって言ってるでしょ」というような指摘をされると、算数にどんどん苦手意識を持ってしまいます。また、まだ問題に取り組んでいないときに「まだやっていないの?」と言った声かけをするのもNGです。
批判的な声かけは、子どもが算数を嫌いになる原因になってしまいます。「ここはどう考えたの?」「こうした方がわかりやすいよ」など、前向きな声かけをすることで、苦手意識が芽生えにくくなるでしょう。
わからないことをそのままにしている
わからない単元があった場合、そのままにしていると、応用に対応することができません。
お子さんがどこでつまずいているのかを洗い出し、一つずつわからないことをわかるに変える作業も大切です。
まとめ
算数や数字への興味の差こそあれ、算数嫌いの子どもが最初から苦手意識を持っているわけではありません。日常生活でうまく算数や数字への興味を引き出し、親がサポートしながら算数好きに導いてあげましょう。
お子さんの能力を最大限引き出してあげたいなら、子どもの能力を引き出す家づくりの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。建築と子どもの専門家が、お子さんの算数好きを引き出す家づくりをサポートします。